【mabl】様々な変数を活用しよう
この記事では、mablでの変数の活用方法について書いています。
変数とは
– テスト開発時は不明な場合がある値
– 反復ごとに変化させる値
– 前のステップまたはテストから取得される値
– ユーザー定義のアクションから返される値
変数の主なメリット
– 動的な値を必要とするテストシナリオ
– テスト間で変数を使用し時間を短縮
変数の種類
mablで変数を扱う際は、以下の4つのカテゴリに分けて考えることができます。
- テストで生成される変数:たとえば、innerTextなどの要素プロパティから抽出するなど、テストの実行中に値が生成される変数。
- プラン変数:システム予約変数(app.urlやapp.usernameなど)を含む変数。
- 環境変数:環境レベルで定義される変数。
- データ駆動型変数:前回のテスト実行のデータテーブルまたは共有変数でオーバーライドできるデフォルト値を持つ変数。
変数を作成する方法
テストで生成された変数の追加
(1)mablトレーナーを開きます。
(2)下部にある[{x}]ボタンをクリックし、[Create]をクリックします。
(3)新しい画面が表示され、そこで動的な値のソースを変数に割り当てて名前を付けることができます。
現在、以下から変数を生成できます。
- 文字列テンプレート
- 要素のプロパティ
- JavaScript
- mablメールボックスアドレス
- データソース
文字列テンプレートを使用した変数の作成
- 変数の作成フォームで使用可能な「文字列テンプレート」オプションを選択します
- 定数値、ランダム値、変数、数式から文字列を作成するために使用されます
- 文字列テンプレートで特定のマクロをサポートします
- faker.jsは、現実的なランダムデータの生成に役立ちます
- mablでは、構文は次のような形式である必要があります
- 例えば。112.3のような値を生成します
要素プロパティから変数を作成
(1)変数の作成フォームで使用可能な[Element property]オプションを選択します
(2)マウスポインタ―のアイコンをクリックします
(3)ページ上の要素を選択します
(4)[Property]セレクターで、変数を設定する要素プロパティを選択します。例:innerText、class、tagName
(5)[Save]ボタンをクリックして、要素プロパティの変数を保存します
Javascriptから変数を作成する
(1)変数の作成フォームで「Javascript」オプションを選択します
(2)コードエディターを開いてJSコードを記述し、保存後すると値が変数に格納されます。
注:
- JSコード内で他の変数を使用するこもが可能です
- JSコード内でユーザーが作成した変数を参照する場合の構文はmablInputs.variables.user.VariableNameになります。
- JSエディターでconsole.log(mablInputs)を記述し、開発ツールでコンソールタブを開くと、サポートされているさまざまな変数タイプをすべて確認できます。
mablメールボックスアドレスから変数を作成する
(1)変数の作成フォームで使用可能な「mablメールボックスアドレス」オプションを選択します
(2)名前を付ければ完了です。
データ駆動型変数の作成
(1)下部の「{x}」ボタンをクリックし、「Manage」をクリックします
(2)[Add Variable]をクリックします
(3)データテーブルからテストに渡される値がない場合は、データ駆動型変数にデフォルト値を割り当てる必要があります
注:テストを作成するときに、[Train with DataTable]がオンになっていると、データテーブルの最初の行がデータ駆動型変数に事前入力されます。
環境変数の追加
(1)[Configuration] > [Applications]に移動します
(2)環境名をクリックして編集します
(3)[ADD ENVIRONMENT VARIABLE]ボタンをクリックします
変数の使用方法
(1)「{x}」ボタンをクリックし、ポップアップメニューの「Use」をクリックすると、テストで変数を使用できます。
(2)変数を使用する入力フィールドまたはテキスト領域を選択します
注:
- カスタム検索を使用して、フィールドに変数値を入力することもできます
- 変数を参照するための構文は次のとおりです。
まとめ
- mablで利用可能なさまざまな変数タイプ
- それらを作成して使用する方法
- 現実的なデータを使用してさまざまなシナリオをテストする