年末年始のQE戦略

ホリデーシーズンのQE戦略|  mabl

まだ2021年の年末年始はまだ先のことかと思えばもう後2か月後。eコマースや小売業界では、一年で最も慌ただしい時期に向けてすでに準備を進めています。多くの国や地域で閉店規制が解除され、実際の店舗でのショッピングが可能になりつつあるにもかかわらず、消費者は再びオンラインまたはハイブリッドなショッピング体験を好むと予想されます。品質管理チームは、大量の新しいプロジェクト、新しいユーザージャーニー、そして新しいトラフィックの急増に備える必要があります。
パンデミックは、お客様が完全にデジタルファーストの考え方に移行したことで、eコマースに恒久的な変化をもたらしました。従来の小売業者も、「オンラインで購入して店舗で受け取る」、デジタルショールーム、「今買って後で支払う」などの柔軟な支払い方法など、より野心的なオンラインショッピング体験を採用しました。これらの追加要素は、小売企業のアプリやウェブサイトを介して可能なユーザー・ジャーニーの数を劇的に増やし、ポジティブな顧客体験を確保するためにテストする必要のある新しいタッチポイントを追加します。QE担当者は、これらの新しいジャーニーを含めてテスト戦略を拡張し、年末年始に向けて記録的な数の消費者にサービスを提供するための準備を整える必要があります。

テストリソースの最大化

テスト戦略が電子メールからAPI、モバイルに至るまですべてをカバーする必要がある場合、チームは可能な限り効率を重視する必要があります。手動の探索的テストであろうと自動化されたエンドツーエンドのテストであろうと、すべてのテストの実行は、実際のカスタマージャーニーに関連している必要があります。小売業者が休日の顧客の殺到に備えるとき、QEチームは、手動および自動のテスト戦略をアップグレードして、自分自身、組織、およびユーザーの生活を楽にする機会があります。 

自動テストの最適化

自動テストを効果的に有効利用するには、QEのチームが抱えるルーチンワークの量を大幅に減らし、開発者との共同作業や、価値の高い探索的テストの実施、新機能のテストプランの作成などに時間を割くことができます。しかし、自動化されたテストが完全なユーザーエクスペリエンスを反映していなければ、それが大きな価値をもたらすことはないでしょう。

欧米先進国を中心に拡大している「Buy Now,Pay Later」(※BNPL:後払い式決済手段)という人気機能から考えてみましょう。KlarnaやAffirmのようなプロバイダーは、APIを介して小売業者のウェブサイトと連携する可能性が高く、自動化されたAPIテストが含まれていなければ、品質工学戦略の盲点となる可能性があります。また、APIテストを自動テスト戦略に組み込むことで、クロスブラウザテストやエンドツーエンドテストの効率が向上し、QEの繁忙期に向けた時間をさらに短縮することができます。

テスト戦略を最適化する際に考慮すべき他の要因として、顧客がブランドと接する場所があります。ほとんどの小売企業は、11月から12月にかけて、ブラックフライデーやサイバーマンデーに参加したり、新製品を発売したり、その他の特別企画を実施したりします。Eメールの開封率の約半分がモバイルデバイスであることを考えると、徹底したQE戦略には、Eメールとモバイルの両方のテストを取り入れ、カスタマージャーニー全体でシームレスな体験を実現する必要があります。ホリデーショッピングシーズンまであと2ヶ月。日本でも家族団らんで過ごすこの時期に、準備の整ったQEチームは、マーケティングチームやサポートチームと連携して、繁忙期に顧客への対応がどのように変化するかを理解し、それに応じてテスト戦略を更新します。

データ駆動型テストの活用

自動テスト戦略を拡大することは重要ですが、QEチームに無限の時間とリソースがない限り、効率的な自動テストであっても、実際のユーザーのニーズが反映されていなければ、品質工学のプロセスを遅らせることになります。会社、顧客、潜在的な顧客の特定のニーズに合わせてテストを調整することは、テストがより良い製品とより良いエンジニアリング組織をサポートするために不可欠です。

多くの場所で対面式の買い物に戻りつつあるとはいえ、小売企業は未知の部分が多い時代に活動しています。2020年の年末年始は深刻なロックダウンの中で行われたため、昨年集められた消費者データは、2021年のショッピング行動を不完全な形で表されています。この新しい(そして常に変化する)時代を乗り切るために、品質管理チームは、適応性があり、データに基づいた、効率的なテスト戦略を必要としています。

最も簡単な方法は、社内にすでに存在する顧客データを活用することです。テストソリューションは、Segmentのような一般的な顧客データプラットフォームと連携されているのが理想的です。そうすれば、品質管理チームはテスト範囲を実際の顧客の使用パターンに合わせて調整し、最大限の効率化を図ることができます。テストが実際の顧客データと結びついていれば、QEチームはページごとにトラフィックデータを把握することができ、シーズン中のユーザーの行動の変化を綿密にモニターすることができます。これによりQEチームは、トラフィックが急増しているページにテスト戦略を迅速に適応させたり、未テストのユーザージャーニーをカバーしたり、追加のカバーが必要なページに新しいテストを作成したりすることができます。実際の顧客データに基づいてテスト戦略を立てることで、QEチームは変化する行動パターンに対応し、最適な顧客体験を実現することができます。

予期せぬ事態に備える

どんなに前から万全に計画をしても、一番のリスクは計画外の作業です。多くのソフトウェア開発チームは、たとえDevOps組織であっても、スプリント計画にテストやバグ修正の時間を考慮していません。その結果、新しいコードが本番にデプロイされる直前になって、バグを修正するために奔走することになります。小売業やeコマースの企業は、健康や安全に関する規制の変化に伴う顧客の行動など、未知の要素が多い中、賑やかなホリデーシーズンに備えています。今、データに基づいた効率的なテスト方法を確立することで、QEチームの時間と労力を長期的に削減し、最も重要な時にポジティブな顧客体験を確保することができます。

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Posted by IMAMURAMai