SaaSとは!?PaaSやIaaSとの違いや導入のポイントを解説!
長年使い続けてきた業務システムについて、
「初期費用や維持費が高すぎる…」 「機能が古くて、使いにくい…」 「最新技術に対応していない…」 |
など、限界を感じていませんか?
そんな悩みを解決するのがSaaSです。
SaaSとは、Software as a Serviceの略で、インターネット経由でソフトウェアを利用できるサービスです。
従来のソフトウェアとは異なり、端末にインストールする必要がなく、いつでも、どこでも、どの端末からでも利用することができます。
SaaSを導入することで、
・業務効率化 ・コスト削減 ・競争力強化 |
など、様々なメリットを得ることができます。
この記事では、SaaSの基礎知識から導入のポイントまで、わかりやすく解説します。
SaaSを理解し、ビジネスを進化させましょう!
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SaaSとは?
まずはSaaSの概要についてご説明します。
クラウドサービスについて
SaaSを理解する前に、まずはクラウドサービスについて簡単に説明します。
従来のソフトウェアは、パソコンなどの端末にインストールして使用するのが一般的でした。
しかし、クラウドサービスは、インターネット経由でソフトウェアやサービスを利用することができます。
そのため、端末にソフトウェアをインストールする必要がなく、いつでも、どこでも、どの端末からでも利用することができます。
SaaS、PaaS、IaaSとの違い
クラウドサービスには、SaaS以外にも、PaaSやIaaSといった種類があります。
これらの違いを理解しておきましょう。
SaaS (Software as a Service)
ソフトウェアをサービスとして提供する形態です。
ユーザーは、インターネット経由でソフトウェアを利用することができます。
GmailやGoogle Workspace、Salesforceなどが代表例です。
PaaS (Platform as a Service)
ソフトウェアを開発し、実行するためのプラットフォームを提供する形態です。
ユーザーは、プラットフォーム上で独自のアプリケーションを開発し、実行することができます。Google App EngineやMicrosoft Azureなどが代表例です。
IaaS (Infrastructure as a Service)
サーバーやネットワークなどのITインフラストラクチャを提供する形態です。
ユーザーは、必要なリソースを利用し、独自のシステムを構築することができます。
Amazon Web Services (AWS) や Google Cloud Platform (GCP) などが代表例です。
SaaSのメリット・デメリットを徹底解説
SaaSは、従来のソフトウェアに比べて、様々なメリットがあります。
メリット
低コスト
初期費用や維持費を抑えることができます。
また、必要な機能だけを利用することができるため、無駄なコストを削減することができます。
最新技術
常に最新のバージョンを利用することができます。
最新技術を導入するための費用や手間を削減することができます。
手軽に導入
インターネットに接続できる環境さえあれば、すぐに利用を開始することができます。
導入のための複雑な設定や作業は不要です。
デメリット
カスタマイズ性
カスタマイズの自由度が低い場合があります。
自社の業務に合わない場合でも、柔軟に対応することが難しい可能性があります。
セキュリティ
データを外部のサーバーに預けるため、セキュリティリスクが存在します。
セキュリティ対策が不十分なSaaSを利用すると、情報漏えいなどの被害に遭う可能性があります。
SaaSは、メリットとデメリットを理解した上で、導入を検討することが重要です。
SaaSサービスの紹介
SaaSは、様々なビジネスシーンで利用されています。
ここでは、代表的なSaaSサービスの例を、カテゴリ別に紹介します。
ビジネスチャット
ビジネスチャットは、社内コミュニケーションを円滑にするためのツールです。
メールに比べて、リアルタイムでコミュニケーションを取ることができるため、迅速な情報共有や意思決定に役立ちます。
また、ファイル共有やビデオ会議などの機能を備えているツールも多く、多様なコミュニケーションニーズに対応することができます。
代表的なビジネスチャットツールとしては、以下のようなものがあります。
・Slack ・LINE WORKS ・Chatwork ・Microsoft Teams |
Web会議システム
Web会議システムは、インターネット回線を利用して、遠隔地にいる相手と会議を行うためのツールです。
移動時間や交通費を削減できるだけでなく、複数拠点での会議や、海外との会議も容易に行うことができます。
また、資料共有や録画などの機能を備えているツールも多く、会議の効率化に役立ちます。
代表的なWeb会議システムとしては、以下のようなものがあります。
・Zoom ・Google Meet ・Microsoft Teams |
オンラインストレージ
オンラインストレージは、インターネット上のサーバーにデータを保存するためのサービスです。
パソコンやスマートフォンなど、複数の端末からデータにアクセスできるため、データ共有やバックアップに便利です。
また、大容量のデータを保存できるため、ストレージ容量の不足を解消することができます。
代表的なオンラインストレージサービスとしては、以下のようなものがあります。
・Box ・OneDrive ・Dropbox ・ERP |
ERP (Enterprise Resource Planning) は、企業全体の経営資源を統合的に管理するためのシステムです。
会計、人事、販売、生産など、様々な業務を効率化し、経営の可視化を促進します。
SaaS型のERPは、従来のオンプレミス型に比べて、導入コストや運用コストを抑えることができます。
代表的なSaaS型のERPとしては、以下のようなものがあります。
・SAP S/4HANA ・NetSuite ・SuperStream-NX |
SFA・CRM
SFA (Sales Force Automation) は、営業活動を効率化するためのシステムです。
顧客情報や営業活動の進捗状況などを一元的に管理することで、営業担当者の業務効率向上や売上増加に貢献します。
CRM (Customer Relationship Management) は、顧客との関係を強化するためのシステムです。
顧客情報や顧客とのやり取りなどを一元的に管理することで、顧客満足度向上や顧客ロイヤリティ向上に貢献します。
SaaS型のSFA・CRMは、従来のオンプレミス型に比べて、導入コストや運用コストを抑えることができます。
代表的なSaaS型のSFA・CRMとしては、以下のようなものがあります。
・Salesforce Sales Cloud ・Microsoft Dynamics 365 ・kintone |
SaaS導入のポイント
SaaSを導入する際には、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
適切なSaaSを選定し、導入準備をしっかり行い、導入後も適切に運用することで、SaaSの効果を最大限に引き出すことができます。
失敗しないためのサービス選び
SaaSは、様々なサービスがあり、それぞれ機能や価格、特徴が異なります。
自社のニーズや課題に合わせて、最適なSaaSを選定することが重要です。
SaaS選定の際には、以下の点を考慮しましょう。
機能
SaaSが提供する機能が、自社のニーズを満たしているかを確認します。
デモ版や無料トライアルなどを利用して、実際に機能を試してみることも有効です。
価格
料金体系や支払い方法などを確認し、自社の予算に合致するSaaSを選択します。
月額料金、初期費用、ユーザー数に応じた料金など、様々な料金体系があります。
使いやすさ
SaaSの操作性やインターフェースが、自社の従業員にとって使いやすいかを確認します。
操作が複雑なSaaSは、従業員の負担を増やし、導入が失敗する可能性があります。
セキュリティ
SaaSのセキュリティ対策が適切であるかを確認します。
特に、個人情報や機密情報を取り扱う場合は、セキュリティ対策が重要な選定基準となります。
サポート体制
SaaSベンダーのサポート体制が充実しているかを確認します。
導入後のサポートや、トラブル発生時の対応など、充実したサポート体制があれば安心です。
導入実績
SaaSの導入実績があるかを確認します。
導入実績が多いSaaSは、信頼性が高いと言えます。
口コミ
実際にSaaSを利用しているユーザーの口コミを参考にすることも有効です。
導入前に確認すべきこと
SaaSを導入する前に、以下の点を事前に確認しておく必要があります。
自社のニーズ
SaaSを導入することで、どのような課題を解決したいのか、どのような業務を効率化したいのかを明確にします。
既存システムとの連携
既存のシステムと連携できるSaaSを選択することが重要です。
API連携やデータ連携などが可能なSaaSを選びましょう。
データ移行
既存システムからSaaSへ、どのようにデータを移行するかを検討します。
データ移行の方法や手順、必要なツールなどを事前に確認しておきましょう。
セキュリティ
SaaSのセキュリティ対策が適切であるかを確認します。
アクセス権限の設定やデータの暗号化など、セキュリティ対策が重要な選定基準となります。
従業員の理解
SaaS導入の目的やメリットを従業員に説明し、理解を得ることが重要です。
従業員の理解と協力がなければ、SaaS導入は成功しません。
導入後の注意点
SaaSを導入した後も、以下の点に注意する必要があります。
定期的な評価
SaaS導入の効果を定期的に評価し、必要があれば改善を行います。
アクセス状況や利用状況などを分析し、SaaSが効果的に活用されているかを確認しましょう。
セキュリティ対策
SaaSのセキュリティ対策を定期的に見直し、最新の状態に保ちましょう。
セキュリティアップデートやパスワードの変更など、セキュリティ対策は継続的に行う必要があります。
サポート
SaaSベンダーのサポートを有効活用しましょう。
トラブル発生時や操作方法がわからない場合は、サポートに問い合わせることで、問題を解決することができます。
SaaSは、適切に導入し、運用することで、企業の業務効率化やコスト削減、競争力強化に貢献することができます。
導入前の準備と導入後の運用をしっかりと行うことで、SaaSの効果を最大限に引き出すことができます。
まとめ
今回はSaaSの概要、メリット・デメリット、サービス例、導入のポイントなどを解説しました。
SaaSとは、Software as a Serviceの略で、インターネット経由でソフトウェアを利用できるサービスです。
従来のソフトウェアとは異なり、端末にインストールする必要がなく、いつでも、どこでも、どの端末からでも利用することができます。
SaaSを導入することで、業務効率化、コスト削減、競争力強化など、様々なメリットを得ることができます。
しかし、SaaSには、カスタマイズ性の低さやセキュリティリスクといったデメリットも存在します。
SaaS導入を検討する際は、メリットとデメリットを比較し、自社のニーズに合ったサービスを選ぶことが重要です。
SaaS導入を成功させるためには、事前の準備と導入後の運用が重要です。
この記事で紹介したポイントを参考に、SaaSを導入し、ビジネスを進化させましょう!
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この記事の監修
Dr.T。テストエンジニア。
PractiTestエバンジェリスト。
大学卒業後、外車純正Navi開発のテストエンジニアとしてキャリアをスタート。DTVチューナ開発会社、第三者検証会社等、数々のプロダクトの検証業務に従事。
2017年株式会社モンテカンポへ入社し、マネージメント業務の傍ら、自らもテストエンジニアとしテストコンサルやPractiTestの導入サポートなどを担当している。
記事制作:川上サトシ