オープンソースってなんだ? プログラマーなら知っておきたい基礎知識
「オープンソース」って言葉、聞いたことはあるけど、実際どんなものかよくわからない…。そんな方もいるのではないでしょうか?
実は、私たちが普段使っているソフトウェアやサービスの多くに、オープンソースが使われています。
例えば、Androidのスマホや、Google Chrome、Twitterも、オープンソースなしでは生まれませんでした。
そこで今回はプログラマーを目指す方なら知っておきたい「オープンソース」の基礎知識をわかりやすく解説します。
オープンソースとは何か、メリット・デメリット、クローズドソースとの違い、そして、オープンソースでスキルアップする方法までご紹介します。
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オープンソース、徹底解説!
オープンソースは、ソフトウェア開発において重要な役割を果たしています。
ここでは、オープンソースとは何か、そのメリット・デメリット、クローズドソースとの違い、そして代表的なオープンソースソフトウェアを紹介します。
オープンソースって、どんなもの?
オープンソースとは、ソースコードが公開されていて、誰でも自由に利用、改変、再配布できるソフトウェアのことです。
ソースコードとは、人間が理解できるプログラミング言語で書かれたプログラムの設計図のようなものです。
オープンソースソフトウェアは、一般的に無償で利用できます。
利用者は、ソースコードを自由に閲覧、修正、再配布することができます。
無料なのに、すごい! オープンソースのメリット
オープンソースには、以下のようなメリットがあります。
低コスト
多くのオープンソースソフトウェアは無償で利用できるため、開発コストを削減できます。
高品質
世界中の開発者によって改良が重ねられているため、高品質なソフトウェアが多いです。
柔軟性
ソースコードを自由に改変できるため、ニーズに合わせてカスタマイズできます。
コミュニティ
活発なコミュニティがあり、サポートや情報交換がしやすいです。
セキュリティ
ソースコードが公開されているため、セキュリティホールが見つかりやすく、迅速に修正されることが多いです。
注意点もあるの? オープンソースのデメリット
オープンソースには、メリットだけでなく、デメリットもあります。
サポートが足りない可能性
商用ソフトウェアと比べて、サポート体制が整っていない場合があります。
セキュリティが脆弱な可能性
セキュリティホールの情報が公開されているため、悪用されるリスクもあります。
ライセンスの問題
オープンソースソフトウェアには、それぞれライセンスがあり、ライセンスによっては、改変したソースコードを公開する義務などが発生する場合があります。
オープンソース vs クローズドソース、何が違うの?
オープンソースの反対語は、クローズドソースです。
クローズドソースは、ソースコードが非公開で、利用、改変、再配布が制限されているソフトウェアのことです。
一般的に、商用ソフトウェアはクローズドソースとして提供されます。
項目 | オープンソース | クローズドソース |
ソースコード | 公開 | 非公開 |
利用 | 自由 | 制限あり |
改変 | 自由 | 制限あり |
再配布 | 自由 | 制限あり |
コスト | 無料が多い | 有料が多い |
サポート | コミュニティ | ベンダー |
どんな種類があるの? 有名なオープンソースソフトウェアを紹介
オープンソースソフトウェアは、OS、データベース、プログラミング言語、Webサーバーなど、様々な種類があります。
有名なオープンソースソフトウェアには、以下のようなものがあります。
Linux: 世界中で広く利用されているOS MySQL: 多くのWebサイトで利用されているデータベース Python: 機械学習などで広く利用されているプログラミング言語 Apache HTTP Server: 世界で最も利用されているWebサーバー |
オープンソースソフトウェアは、現代のIT社会において欠かせない存在となっています。
オープンソースで、スキルアップ!
オープンソースは、プログラマーのスキルアップにも大きく貢献します。
オープンソースで、プログラミングスキルを磨こう!
オープンソースソフトウェアのソースコードは、誰でも自由に閲覧することができます。
これは、プログラマーにとって、最高の教材となります。
実際に動いているソフトウェアのソースコードを読むことで、
・実務レベルのプログラミング技術を学べる ・様々なコーディングスタイルを学べる ・設計思想やアルゴリズムを学べる ・バグ修正や機能追加を通して、実践的なスキルを習得できる |
など、多くの学びを得られます。
さらに、ソースコードを改変し、実際に動作させてみることで、より深い理解を得ることができ、プログラミングスキルを向上させることができます。
コミュニティに参加して、仲間を見つけよう!
多くのオープンソースソフトウェアには、活発なコミュニティが存在します。
コミュニティに参加することで、
・他の開発者と交流し、情報交換できる ・質問や相談ができる ・開発に貢献することで、自分のスキルを試せる ・モチベーションを高められる |
といったメリットがあります。
また、コミュニティ活動を通して、他の開発者からコードレビューを受けたり、フィードバックをもらったりすることで、客観的な視点で自分のスキルを評価することができます。
最新技術をキャッチアップ!
オープンソースコミュニティでは、常に最新の技術やトレンドに関する情報が共有されています。
コミュニティに参加することで、
・最新技術の動向をいち早く知ることができる ・新しい技術を学ぶことができる ・実務で役立つ知識やスキルを習得できる |
といったメリットがあります。
また、最新の技術に触れることで、自身のスキルを常に最新の状態に保ち、市場価値を高めることができます。
オープンソースは、プログラマーにとって、スキルアップのための宝庫です。
積極的に活用することで、プログラミングスキルを向上させ、キャリアアップを目指しましょう。
まとめ
今回はプログラマー必見の「オープンソース」について解説しました。
オープンソースとは、ソースコードが公開されていて、誰でも自由に利用・改変・再配布できるソフトウェアのこと。
メリットは、低コストで高品質なソフトウェアを自由にカスタマイズできる点、デメリットはサポート体制やセキュリティ、ライセンスに注意が必要な点です。
Linux、MySQL、Pythonなど、様々なオープンソースソフトウェアが世の中には存在します。
オープンソースを活用すれば、プログラミングスキルを磨いたり、最新技術を学んだり、世界中の開発者と交流したりと、成長のチャンスがたくさん!
ぜひオープンソースの世界に飛び込んで、プログラマーとして、さらなる成長を目指しましょう!
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この記事の監修
Dr.T。テストエンジニア。
PractiTestエバンジェリスト。
大学卒業後、外車純正Navi開発のテストエンジニアとしてキャリアをスタート。DTVチューナ開発会社、第三者検証会社等、数々のプロダクトの検証業務に従事。
2017年株式会社モンテカンポへ入社し、マネージメント業務の傍ら、自らもテストエンジニアとしテストコンサルやPractiTestの導入サポートなどを担当している。
記事制作:川上サトシ